所在地:〒289-1223 千葉県山武市埴谷2325−2
 TEL&FAX:0475-89-0524  携帯:090-1423-8051 E-mail
   
●加藤ブルーベリー園の沿革
 まだまだブルーベリーの名前も知られていなかった1983年、10アールの畑に、当時の主流品種のラビットアイ・ブルーベリーの3品種を、200本あまり植えつけたのが始まりです。
 10cm程の小さな苗を植えるのに、直系1m以上・深さ50cm以上の穴を掘らなくてはならず、機械化も進んでいなかった当時は、200もの穴、かなりの重労働でした。
 また、干ばつで枯らしてしまったり大変でした。4・5年目頃から収穫出来るようになり、最初は収穫量も少なく趣味程度で栽培していました。
 植え付け後10年目頃には、収穫量も増え口コミでのお客様も増えて、観光農園もどきを始めました。その頃から知り合いの藤代梨園でも直売をさせてもらうようになりました。
 最初は、観光農園では他の仕事が出来なくなるので(オフシーズンには露地野菜農家です。)、消極的でしたが、2000年に山武町の観光果樹協会に入会とともに、規模は小さいながら本格的に直売・摘み取り・宅配等のブルーベリー園を開園し、現在に至ります。
 
●栽培風景写真
●環境保全型農園とは?
 ブルーベリーは基本的には無農薬で栽培できる果樹です。しかし、人が嫌がる毛虫類・イラガ類が発生する年・時期があります。すべて人力で防除出来ればいいのですが、人手不足でそうもいきません。
 当園では、化学農薬は使わず、BT剤という生物農薬(作物への残留や人体への影響がない)を害虫発生時に、年1回程度散布することがあります。
 肥料においても、化学肥料は微量要素が含まれている総合ミネラル肥料を使い、後は、油粕・米糠・骨粉等施用しています。
 当園では、完全有機栽培というわけではありませんが、より環境に優しい栽培を心掛けています。

 
 
●ジャングル・ブルーベリー園
 当園は、まだブルーベリーの名前が、今のように広く知られるようになる前の1983年から栽培を始めています。したがってその名前の通り「ジャングル」のようになっています。なぜこうしているのか私の栽培方針を説明させて下さい。
1.自然・野鳥との共存
 ブルーベリーの完熟果は、小鳥たちに大変好まれます。小さな木で栽培していますと、人間の手作業より早く食べられてしまいます。そこで大きな成木にして、小鳥たちに好きなだけ食べさせております。収穫期の早朝は、何十、何百匹という小鳥たちが飛来し、我々人間たちが来ると一斉に飛び立ちます。それを見るのも楽しみの一つです。(自然に委ねる)
 
2.経費削減
 栽培面積は、約15アールしかありません。しかし収穫量は、近年始めたブルーベリー園の10倍〜20倍程あります。それこそ『ジャングル』だからなのです。
 なぜ、ネット(網)を張らないのか?小鳥たちを見れる事も理由になりますが、一番の理由はコスト削減です。摘み取り・直売にしても箱や容器には高価なものは使ってません。なるべくコスト削減をして、その分お客様にお安く提供し多くの皆様方にブルーベリーを味わって頂く事が、当園のモットーとしております。
 
3.暑さ対策
 収穫期は7月下旬から9月中旬と、一番暑い時期に当たります。朝露があるため、日の出とともに収穫開始というわけにも行かず、どうしても炎天下での作業となります。そこで日陰を作るためにも『ジャングル』はとても有効です。もっとも風通しが悪く、暑い場所もあります。
 
4.子供たちには大人気!
 現在の子供達は、昔のように山の中や竹やぶの中を駆け回ったり、秘密基地を作ったりすることもなく、またその環境もありません。当園を訪れる子供達は、大きなブルーベリーで出来たトンネルをくぐったり、枝をかき分け完熟した果実を捜しながら大変喜んで?遊んで行きます。

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